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2024/04/11 21:59
陶磁器ページを更新しました。
左から
ドイツ(東ドイツ時代)「Grafenthal」の花瓶
ドイツ(西ドイツ時代)「Goebel」のシュガーポット
デンマーク「Royal Copenhagen・ブルーフラワー」の茶入れ(蓋無し)

旧東・西ドイツ時代の現在では見られないバックスタンプはもちろん
「デンマーク製のロイヤルコペンハーゲン」も貴重です。
ブーケを描いたシリーズ「ブルーフラワー」は、手描きの醍醐味を味わえる柄ですが
残念ながら2016年に廃盤になったのだそう。
こちらの茶入れは1966年製。半世紀以上前のものとしては、とても良い状態です。
小さな(低い)花を生けるのにピッタリなサイズで、一輪でも様になります(画像の花はミニばら)。
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「ロイヤルコペンハーゲン」の思い出といえば、1999年・初めての海外旅行。
デンマーク・コペンハーゲンの陶磁器工場で、見学ツアーに参加しました。
工場の外観と案内看板


ビデオを見た後にガイドの方の案内で、現行品等が展示された場所や
過去の貴重な作品を見て回ります。

手前は素焼きの状態。
上はブルーフラワーの絵付け後で下が絵付け前。
フォルムは「アンギュラー」のようです。
奥には釉薬がかかった本焼き後のブルーフルーテッドらしき製品も。

お待ちかねの絵付け見学。

ブランドの代名詞ともいえる「ブルーフルーテッド」
絵付師さんは音楽を聴きながら、鮮やかな手さばきで仕上げていました。
同じ調子で素早く何度も筆を動かしていて、技術と共に集中力を要する仕事です。


そして、こちらが「ブルーフラワー」
テーブルには時代を感じる赤いラジカセが。懐かしのSANYO製です。


筆致が花の表現そのものに影響するため、とても難しそうでした。

最後にアウトレットコーナーを見て回り、Holmegaardのショットグラスを購入。
ロイヤルコペンハーゲンはB級品と言えど、なかなかのお値段でした。
久しぶりに、フィルムカメラで撮影した写真とメモを見ながら思い出したこと。
絵付け前の破片を持って帰って良いとのことで、記念にひとついただいたのですが・・・。
ちょっと探してみようと思います。