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2024/02/04 11:46

スウェーデンで見つけた、スウェーデン製のボウル3点をご紹介。







1992年に廃業した陶板でも有名なメーカー。
ボウルも陶板と同様に、表面の立体的な装飾や釉薬の艶やかな質感が楽しめます。
かごのようにも見える型押し模様と濃淡のある釉薬の色合いは、果物などはもちろん草花をバサッと活けるだけでも素敵です。
今回更新するにあたり
じっくり観察したことで、改めてその魅力を確認することができました。
触り心地も抜群です。




こちらもレリーフが特徴的なデザイン。
デザイナーはBertil Lundgren。20世紀スウェーデンを代表する陶芸家の一人です。
ロールストランドでは1974年~1979年までデザイナーとして活躍し
1976 年~99 年の間ロールストランド博物館の館長も務めた人なのだそう。

街並みがモチーフのデザインは
大量生産のラインではなく、アトリエ作品として制作されたもの。
光によって色が微妙に違って見える艶消しの黒褐色とレリーフ、そして裏面のサインまでが調和した一品です。

他2点と比べて最も状態が良く見えるのが、このボウル。
おそらく素材と色の特性で、キズが付きにくく汚れが目立ちにくいのだと思います。




北欧ヴィンテージ好きの方には、説明不要な程有名なデザイン。
中でもベルサ(べショー)はとても人気の高いシリーズです。
復刻版もありますが、こちらはヴィンテージ。
現行品との違いは葉の色や形などもありますが、
最もわかりやすいのはヴィンテージだけにある9枚の葉のバックスタンプです。

手掛けたのは数々の名作を残した、スティグ・リンドベリ。
大胆なデザインですが、過剰な印象は無く
色数や配置などシンプルに削ぎ落した美しさも感じられます。

これは、今回ご紹介した3点にも共通しており、
それぞれ個性は違いますが、思わず手に取りたくなる魅力があると思っています。